千田です。今回のブログは、とある高校一年生の感動物語をご紹介させていただきます。
石川県教育委員会が、「企業人に学ぶ高校生人間力向上プロジェクト」と題して、私を含む県内の経営者5名のインタビューDVDを作成し、今年度石川県内の公立高校の主に一年生の道徳授業で放映しています。ありがたいことです。
約一時間のDVDで、私のインタビュー時間はわずか10分程度ですが、その内容を授業で見た金沢市内の公立高校男子生徒さんが、なんとルバンシュの化粧品に興味を持ってくれて、ちょうどお母さんの誕生日が近かったため、“お母さんへのバースデープレゼント”にしようと、金沢から自転車を漕いで、15kmも離れたルバンシュに来てくれたようです。
しかし、外観が店舗ではなく会社(工場)だったから買えないと思ったのか、土日の休業日だったからなのか理由は定かではありませんが、化粧品を買えないまま、ルバンシュから戻る途中、坂道で転倒し顔などに大怪我を負ってしまいました。
その生徒さんは一年生ながら剣道部のレギュラーで、怪我を負った直後は防具もつけられないほどで、控えていた新人大会への出場も危ぶまれていたそうです。
では、どうして私がその出来事を知ったかについて説明しますね。
11月3日に石川県立野々市明倫高等学校さんへ講演に行った際、そこで勤務する同級生の先生から、その先生のご友人が勤務している高校であった出来事として、教えていただき私の耳に届いたのです。
その話にいたく感動したのと、ルバンシュからの帰り道で負った怪我に対し、申し訳ない気持ちで一杯だったので、その生徒さんに手紙を書くことにしました。お母様へのプレゼントも用意して…。画像をクリックしていただくと手紙の内容が大きく表示されます↓
それからしばらく経って、その生徒さんとお母さんからお手紙が届きました。会社だったので涙をぐっとこらえながら(笑)、何度も読み返しました。
生徒さんからは御礼の言葉とともに、“来年こそは自分からお母さんにプレゼントしたい”と書かれていました。
お母さんからは、一年前にご主人が他界されたこと、息子が自分のことを想って行動してくれたことへの感謝の気持ちが綴られていました。
そして、さらにそれから数日後、その生徒さんが通う高校の担任の先生(私の同級生のご友人)からもお手紙が…。
先生は、お昼休憩時に私が送った手紙とお母さんへのプレゼントを渡してくれたようで、その日の放課後、“お手紙読んだ?”と聞いたところ、“家に帰ってからお母さんと読みます”と返事がきたと書かれていて、本当に心優しい生徒さんだな~と感心しました。
長くなってしまいましたが、感動的なできごとでしたので、このブログに書かせていただきました
そして、いつかこの男子生徒さんとお会いできることを願って…。
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