8倍という倍率で採用を射止めた子とは…
千田です。今月は大学生や高校生と関わることが多かったひと月でした。19日には、来春卒業予定の高校生を対象とした採用試験を行いました。
製造職1名の募集に対し、県内8校から8名の応募がありました。
高校生は、一社ずつしか応募できないから、不採用となる7名にとっては、次に受ける会社自体がずいぶん減ってる中から、また新たな応募先探しをしなければいけないのです。
過酷な制度ですよね。だから、選ぶ企業側にとっても責任が重大です。
今回、採用を決めた学生さんは、吹奏楽部に所属していて、試験の2日後に能美市にある大きなホールで定期演奏会を行うということで、彼女の採用をすでに決めていた私は、その演奏会をこっそり見に行ってきました。
本人に気づかれないように上のバルコニー席で見ていたのですが、一部の演奏を終えて二部に入るまで休憩時間がありました。
演奏者も舞台袖に足早に進んで休憩に入って行く中で、その彼女はしばしそこに残り、おそらく二部の一曲目に演奏するところの楽譜を開いてから立ったのです。おーすごいな!と感心してみていたら、次に隣の生徒さんの楽譜も同様に準備してあげてから休憩に入ったのです。
こんな気遣いをさりげなくできる子はそういません。
もちろん、この出来事と採用とは全く無関係ですが、結局は日々の生活態度や言動が、採用試験のわずかの差となってでてくるような気がします。
今回応募してくれた8名は全員レベルが高く、苦渋の選択となりましたが、全員無事就職先を決めて、新年を迎えてほしいと心から願っています!
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